勝手に創作

2011年11月11日

はじまりのお約束

 この物語は架空(フィクション)です。実在の人物・団体・事件などにはいっさい関係ありません。ありませんってば。 なお、モデルになってしまった方も、お申し出がある場合はその部分を変更いたします。遠慮なくおっしゃってくださいね♪ (そこまで続くかわかりませんが)

 では「トビ姫のぼうけん」のはじまりはじまりー。


 今日は合戦の日。トビ姫は雪山合戦場に向かいます。

 トビ姫が拠点の金沢を出る時、案内役(じいや)は言いました。
「姫。本日は課金が切れます故、12時までに帰宅されなければなりませぬ」
「わかったわ」

 トビ姫は、
「合戦場には、履きなれた運動靴をはいていきましょう。新しい靴はいけません」
「兵糧(おやつ)は300文まで。氷室饅頭は兵糧(おやつ)にはいりません」

 というお約束をしっかり守り、履きなれたシローブランドの靴をはき、氷室饅頭を懐に入れて出発します。

「今日の武将は誰かしら。まずは伏兵からかしら」

 手にした槍をかかげると胸が高まります。

「面倒を見ましょう」

 けだるく髪をかきあげるトビ姫にNが切りかかってきます。それを返り討ちにしたトビ姫の赤い鎧が血しぶきに染まって光ります。

 双子の姉、甲斐姫とおそろいの自慢の鎧です。

「さあ、次は誰なのです?」

 トビ姫は雪山を走り回ります。少人数で大勢の敵を迎え撃つ本願寺では、休んでいる暇などないのです。

 だけど、トビ姫は忘れていたのです。12時になったら課金が切れてしまうことを。


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